大人になるってコト。

最近よく思う。


年々、自分の逃げ場が無くなってくる。


仕事に対しての責任は歳をとるにつれ、重くなってくる。


実家に帰っても、そこが自分の逃げ場所と感じなくなった。


インターネットへの書き込みさえ、何かが起これば結局突き止められ、
追求される。愚痴などの書き込みはインターネットがココまで一般化する
前までは逃げ場の一種にはなってたと思うけど、
今はそうじゃない。下手すると管理されているかもしれない。


この歳になってくると、もう結婚している人も多いから、
世間のボクぐらいの歳のヒトは
奥さんからの軋轢?に耐えるっていう意味で、
自分の家でさえも逃げ場じゃ無くなっているヒトも結構いるかもしれない。


だから、逃げ場を求めてサラリーマンがオネーちゃんに
はまったりするのだと思う。


常に誰かを追い、誰かから追われる。


大人になるってことは
結局は逃げ場のない崖っぷちのギリギリのトコロで、
必死になって生きるコトってことなんかなと最近はよく思う。
もちろん女性にもそれは当てはまるが、
オトコの方が良くも悪くもそういった感覚を持っているヒトが多いと思う。


一家の大黒柱になったら、嫁さんや子供を食わさなきゃイカンし、
自分たちの生活や、財産も守らなきゃイカン。


ボクたちのキャリアともなれば、後輩の面倒も見なきゃならないし、
その後輩に夢を見させて、モチベーションを上げさせなければ、生産性も上がらない。
仮に社長になったら社員やその家族も食わさなきゃイカン。


そう考えると俺たちをなに不自由なく生活させてくれた
ウチの父親を素直に尊敬してしまう。まぁ社長ではないけど。


で、最近そういう視点で自分の仕事を見つめてしまう。
だから、好き勝手に考えていた以前よりかは、
仕事への取り組み方、考え方、ひいては生活の仕方までも少し変わってきた。
ちょっと俯瞰で仕事を見てしまうから、全体が良く見渡せるようになったような気がする。


攻めこそ最大の防御なり。とは良く言ったモノだが、
まさにその通りだと思う。
攻めないと自分たちの向上もないし、今を守ることさえ危うい。


まぁ、ボケーッと仕事をするよりかは、緊張感のあるなかで、
仕事をする方がイイかもしれないが、
結局はどこへ行っても数字(売り上げ)と金(経費や利益)がつきまとう。
いまはそこまで責任を問われるコトはないが、
もうそろそろそんな立場になってもおかしくない。


好きなことだけやって許されるような
年代ではもうない。
そんなことに気付く今日この頃なのだ。