知ってますか?

四日間の奇蹟」という小説。


世間ではいまは電車男がドラマ化されるコトで沸いてるが、
俺はコレがオススメ。
まだ本自体は読んでいる途中だが、
内容のおもしろさに、どっぷりハマリながら読んでいる。
というか、もうとうにベストセラーにもなった本だけどね。


どうやら6月から映画が公開されるようだが、
そういえばあまり話題になってない気がするなぁ、と思う。


ボクは、日本の映画が好きだ。
お金が無くてもスゴク工夫しておもしろく見せているのも好き。
お金をバリバリかけまくって、CGを使いまくってヒットしたような
洋物映画にはこれっぽっちも興味がない。
というか見てもココロには残らない。
という傾向からか、意識したわけではないが
自然に感動系の洋物映画もあまり見ない。
別に恋愛などの心理描写が日本人の感覚と違って、
オモロナイなんてまではいわないけど。
まぁ、コレもムカシ好きだった
某オンナノコの影響によるトコロは大きかったりするのかもしれない。
確かにそれまでは、きゃっきゃっ言いながら地球侵略系映画とか見てたし。


ってなワケで、日本映画にハマったボクにとっては、
この「四日間の奇蹟」はすんごく楽しみなんですね。
ちなみに出演は吉岡秀隆と石田ゆりこ他。
石田ゆりこはちょっと前までアウトオブ眼中だった女優だが、
映画「解夏」を見てイッ気にファンになった。
あの作風と石田ゆりこが小説内に登場する「岩村サン」をどう演じるが注目したい。
まぁ、映画もまたヒットするとセカチューやいまあいに行きますみたいに、
もっともっと話題になるのかな?
とりあえず、この間漫画化されて発売されたみたいだし。


で、わざわざブログで取り上げるには、
もうひとつの理由があるんですね。
この小説は不慮の事故で大切な指を無くしてしまった天才ピアニストが
偶然巡り会った知能障害を持つひとりの子供にピアノを教え育て上げ、
全国の施設などに慰問する過程で、出会ったひとりの女性と恋愛する
(多分。まだ訪問したとこまでしか読んでない)
ハナシなんですが・・・。


子供の頃、ボクはなぜかクラシック音楽ピアノ曲のCDを気に入って聞いていて、
(とは言ってもメジャーな曲ばかりですが。)
よくひとりで楽しんでたという記憶がある。
この小説を読むとそんな懐かしい感覚がよみがえってきて、妙に聞きたくなる。
特にショパンとか。最近仕事中でもショパンの曲が頭の中をぐるぐるしていて、
今すぐにでも実家に帰ってCDを持って帰ってきたいくらい。
そしてクラシックも聞きたい。


なんか、忘れ去られた懐かしい過去の感覚を思い出させてくれた、
という意味でも「四日間の奇蹟」は
ボク的にトクベツ面白いと思わせる小説になったワケです。