土手。

夕焼けに向かって自転車を走らせると、
いつもの土手にたどり着く。


ココ何ヶ月か、東京に帰る前は決まってこの土手で
物思いにふける。
気持ちがスッキリする。


その土手では日が暮れると、
梅田の街は要塞のごとくその影をくっきり浮かび上がらせる。
スカイビルが見え、反対側をみると天保山の観覧車が見える。
その姿にやけに後ろ髪をひかれる。


ウルフルズの「暴れだす」がやけにぐるぐる頭を巡る。
いま自分の中で一番のヘビーローテーションである。


♪あーぁ、あー
胸が暴れだす。誰か側に居てぇー!


あーぁ、あー
胸が暴れだす。どうか側に居てぇー!


東京に戻るとやはり一人ぽっちで寂しい。
でも、もう9ヶ月近く過ぎた。
ホント往生際が悪い、と自分でも思う。
でも仕方がない!(開き直り)