根回しはされているはずだった。
けど、その場はハシゴを外されている気がした。
"手を挙げなくちゃ。"
でも、極度の緊張がその感情を制圧してしまった。
結局、期待に応えることはできなかった。
中学生の自分。
初めて自分の弱さを痛感した出来事だった。
それから、自分は強くなりたいと心に誓った。
なんでも積極的に物事を進めたかった。
うまく行っている時は、
その積極性は好転する。
あの負の感情を乗り越えた気がしていた。
しかし、ビハインドな環境に立たされることが多い今、
あの負の感情が時折、顔を出す。
最近ようやく、それに気づいた。
三つ子の魂、百まで。
なかなか性格は直らない。
先日も、ビハインドな場面であの負の感情が表に出た。
しかし、ようやくその意識に気づいた今、
今なら少しづつ修正できる気がする。