何かを感じる大晦日

「生き様を倒すのは生き様」


このキャッチコピーは、2005年大晦日に行われた
プライドにおける小川直也×吉田秀彦戦に付けられたモノだ。
スゴク良くできたコピーだと思う。ホントにスバラシイ、タイトルだ!


柔道界に置いては、
金メダルのド本命と前評判の高かったバルセロナ五輪での銀判定や
(当時吉田は金メダル)
吉田による全日本選手権6連覇阻止など
吉田には苦杯をなめてきた小川。
そして両極端なふたりの性格。。。


ファンはどっちが多いんやろ。
小川は「ハッスルハッスル」とかやっているけど、
実はちょっと暗いという印象がある。
生き方がマジメで不器用、というイメージ。


この局面で、もう少し行動をしていれば、こんなコトを言わなければ、
自分の意見を頑なに通さなければ、
もっと効率よく周囲ともうまくやっていけたんとちゃうん?
なんて思ってしまう。
自分のコダワリが歪んだ方向にも出始めて、ある種イメージの良くない職人に
なってしまうみたいな。


でも上記のフンイキ、ボクにも良く分かります。
ボクも不器用だし、周りにうまく合わせるのは実は苦手なほうです。
だからそういうヒトが頑張る姿が好きです。
ドラえもんで言うとスネ夫よりやっぱりのび太ほうが好きみたいな。
まぁ俺自身、のび太寄りな性格やからそう思うかも知れないが。


でも最近ようやく、
前からやってくる正しい出来事も矛盾した出来事もすべて全力で受け止める、じゃなくて
要所要所だけ受け止めて、あとはかわしてするりと通り抜けほうが
カシコイってことが分かってきた。
そういう行動が人間社会を組み立てていくんだって。
とりあえず仕事の上では努力しようとしてますが。。
(気付くが遅かったからなぁ? 今さらできるかなぁ?)


なんか今回、事前にテレビでその二人の因縁を盛り上げていたシーンから
最後の対決までずっと見ていて、そんなことを感じてしてしまった大晦日でした。